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☆NEW☆ 会長のひとりごと…

今年もあとわずかになりました

来年の干支はへびです。へびは苦手という人が多いかと思います。「あんな手も足もないもののどこが怖いの」と豪語している人でも、いきなり出会うとぎょっとするのではないでしょうか。昔は家の近くでもマムシを見ることがありました。赤羽緑地では今でも見られるかも知れません。子供の頃、あのへびは目が怖く体がすくんだ思い出があります。

 「自然ノート」では昆虫を中心に身近な自然を紹介して来ました。へびということで思い当たるものを紹介します。「ヘビトンボ」という昆虫です。澄んだ水が流れていないと生息できない虫なので、現在ではほとんど目にすることができなくなっています。きれいな水を示す「指標生物」の一つでもあります。これが住んでいればきれいな水ということで、このような昆虫が見られる所は貴重な環境と言えるでしょう。この写真は今は廃校になった高原小(現在の「たかはら自然塾」)で撮影したものです。ここには今でも生息していると思います。

 この昆虫の幼虫は「孫太郎虫」と呼ばれます。昔は子供の疳の虫の薬として使われていました。民間薬として売られていましたが、とれなくなりなくなってしまったようです。このように恐ろしい姿の虫を串刺しにして焼いて食べさせられるとあっては、子供も泣き止んだことでしょう。見せるだけでも薬としての効能があったのかも知れません。

 

ヘビトンボ成虫


ヘビトンボ幼虫(孫太郎虫)